日帰り手術は、その日にできる簡単な手術という意味ではありません。
医療技術の発展・進歩により、医療機器の改良、安全で洗練された麻酔方法・手術技術の確立が進み、
様々な面で患者様の負担を減らした手術が「日帰り手術」です。
手術後は数時間の安静の後、手の手術の場合は歩いて、
足の手術の場合は松葉づえなどでご帰宅できる治療になります。
入院して行う手術の場合、入院中に学校や仕事を休まなければなりません。その期間は最低数日、一般的には1週間程度は必要です。
また、入院前の準備や退院後の留守にしていた期間のフォローなどもあり、患者様にとって入院は負担の大きいものです。日帰り手術の場合、そういった生活面での負担を最小限にすることができます。
当日にご自宅へ帰ることができ、デスクワークなどであれば2~3日での復帰が可能となる場合があります。
入院しないため、入院費用の負担がなくなります。
また、民間保険などで日帰り手術に対応している場合があります。
契約されている保険会社へご確認いただくことで、さらに経済的負担が軽減される可能性があります。
低侵襲な術式や、局所麻酔・伝達麻酔などによる様々な麻酔で身体への負担を少なくし、手術後の合併症のリスクを軽減し回復を早めます。
当院で行っている手術は、すべて保険適応となります。手術でかかる費用によっては、高額療養費制度の対象になる場合がございます。
以下は主な手術方法とおおよその負担額になります。
3割負担の場合で、手術料のみの提示となります。 別途、材料、薬剤料などがかかります。
鎖骨の骨折
約34,000円~
上腕の骨折
約55,000円~
前腕、下腿、舟状骨の骨折など
約48,000円~
手・足や指(手や足)の骨折
約34,000円~
労災保険指定医療機関