腰部硬膜外ブロック

背骨の中を通る脊髄・馬尾神経(脊髄は腰からおしりの範囲は馬尾神経といいます)の膜の周りに脂肪組織があり、
そこに局所麻酔薬を注射します。
腰・臀部・あしの痛みに対して有効です。
当院では透視装置を使用しつつ注射をすることで、より正確で安全に硬膜外ブロック注射を行っています。

治療の流れ

1.準備

トイレは注射の前に済ませていただきます。
血圧や脈拍を測定します。その後ベッドにうつ伏せに寝ていただきます。

2.注射

腰の周辺を消毒します。透視装置を見つつ、腰から注射をします。
注射は数分で終了します。

3.安静

スタッフの介助のもとベッドに移動し30分ほどお休み頂きます。
注射後はしばらく足の力が抜ける場合があります。
一時的ですので心配いりませんが、お一人で立ち上ないようお願いします。
30分後にスタッフ立あいのもと、足踏みをしていただきます。

4.診察

安静後に医師の診察があります。
効果の判定や注射後に問題がないことを確認し、帰宅となります。

注射後、気を付けること

■当日の激しい運動は控えてください。
■入浴は、注射後6時間以上時間をあけてください。
■注射の回数に制限はありませんが、2週間に1回が目安です。