整形外科では痛みやしびれのある部位、損傷のある組織や炎症の部位を客観的に判断するために、様々な検査を行います。
どの組織の状況について詳しく調べたいのかによって、機器が異なります。
MRIとはX線は使用せずに強い磁力と電波で体内の状態を断面像として映し出す検査です。
レントゲンやCT検査では見えにくい筋肉、靭帯、腱、神経、脊髄、軟骨などの軟部組織の情報や炎症性疾患など、
痛みの原因を画像化することができます。
検査部位にもよりますが、検査時間は20~40分ほどかかります。
エックス線を使用して得た体内の上方をコンピューターで処理し、輪切り・横切り・縦切りなどの断層画像として表示します。
X線を用いて骨の状態を画像化します。骨折や脱臼、関節の変形などを診断するのに適した検査です。
骨折や腰痛・膝痛などの原因となる骨粗しょう症を検査する機械です。4か月以上の間隔をあけて検査を行い、骨粗しょう症の状態を定期的にフォローいたします。
超音波検査により、筋肉や腱の断裂、神経周囲の状況、軟部腫瘍の有無など確認することができます。 従来のレントゲン検査などと組み合わせることにより、より正確に病態を把握できます。
両手、両足の4か所で同時に血圧を測定し、血管の詰まり具合を確認します。下肢の痛みがある場合、神経からくる症状か、血管・血流からくる症状かの鑑別などに、非常に有用です。 また動脈硬化の程度も調べることができます。血圧が変化したときの血管のふくらみやすさをみることで、血管の硬さを評価します。
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